2023年09月14日

■京都での作品展のお知らせ。

さて、来週からは京都で作品展があります。
今日はそのご案内をいたしますね。(*´∀`*)


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会期/9月20日(水)〜26日(火)
会場/高島屋京都店6階 特選工芸ギャラリー


個性的な日本の漆に魅了され、国産漆専門工房として2001年に創業。夫婦だけの小さな工房です。
我が子のような秘蔵の国産漆を100%使い、器やカトラリー、装身具などを制作しています。
著名な岩手県産漆をメインに、近年は自身のウルシ畑で採取した、香川県産漆が加わりました。
多彩な椀、酒器、カトラリー、皿類を楽しんでごらんくださると嬉しく思います。

※会期中は松本が在廊します。
※木彫の実演をしておりますので、お気軽にお声かけください。

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先月の新宿伊勢丹に引き続き、ただいま作品展ラッシュのまっただ中で、工房は大忙しです;;
そして、ブログでは、なかなかアップ出来ずにいるのですが…。
今年の松本和明は、漆掻きの最中なんですよ〜。
(インスタグラムでは動画を随時更新しています)

インスタされている方は、のぞいてくださると嬉しいです。(*´∀`*)





posted by 宮崎佐和子 at 15:17| Comment(0) | お知らせ

2023年08月22日

■ご来場ありがとうございました。

新宿伊勢丹さんでの作品展、無事終了いたしました。(*´∀`*)
お盆休みちょうどの週でしたが;;
いろいろな方にご来場いただき、とても有り難かったです☆
本当にありがとうございました。

さて、松本の方ですが、例の台風7号の影響で新幹線が動かず…(;´Д`)
時間をかけて、試行錯誤?しながら香川県に帰ってきました…。
9月は京都高島屋さんの作品展ですが、台風シーズンまっただ中ですね〜。
何事もなく開催できればな、とささやかながら願います。


posted by 宮崎佐和子 at 10:31| Comment(0) | 日記

2023年08月12日

■新宿伊勢丹での作品展、開催中です。

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15日(木)まで。
会場/新宿伊勢丹 本館5階 キッチンダイニング

会場では松本がおりますので、気軽にお声かけください。(*´∀`*)



posted by 宮崎佐和子 at 18:45| Comment(0) | 作品展

2023年08月02日

■新宿伊勢丹での作品展のお知らせ。

毎日暑いですね〜〜;;
こんな暑さですが、今年も五色台の工房のウルシ畑で松本和明が漆掻きをしています☆

さて、そんな今日は作品展のお知らせです。
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8月9日(水)〜15日(木)
会場/新宿伊勢丹 本館5階 キッチンダイニング

国産漆の神秘に魅せられて20年以上。香川県の夫婦だけの工房で、漆掻きをしながら国産漆100%にこだわった作品作りをしています。今回は器だけではなく、工房の自信作のスプーンが並びます。特にキウイフルーツを美味しくいただくためのスプーンを多数用意しました。ぜひ、ごらんくださいますと嬉しく思います。

※会期中は、松本和明がスプーンの木地作りの実演を行います。





新宿伊勢丹さんでの作品展は久しぶりです!
この機会に近くにお立ち寄りの方は、ぜひいらしてくださいね。
松本が熱心にスプーンやれんげを彫っているかと思いますので、お気軽にお声かけくださるとうれしいです。
(*´∀`*)


posted by 宮崎佐和子 at 11:44| Comment(2) | お知らせ

2023年05月27日

■生うるしを天日精製しました。

初夏のような陽気だった先日。
松本の漆掻きの師匠、大森俊三さんの2007年の盛辺生うるしを天日精製しました。
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天日、つまりお日さまの熱さで精製するのです。
(天日クロメとも言います)手グロメですね。
ウルシ樹液の中には、主成分であるウルシオール、水分、ゴム質、糖質、その他が含まれます。
そのうちの水分を蒸発させる作業です。

1_5_urusi_1.jpg精製したのは、この時のウルシですね!
2008年01月06日大森俊三さんの漆が届きました。
一番大きい五貫樽がそうです。
2007年の盛夏の漆、つまり盛りの漆なんですね。

…もう16年近く前のものとは…。
なつかし〜〜〜〜!!!!





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漆の温度が上がったので、移動しました。


タライに、1.4キロの漆を入れて、櫂で上下に流します。
…もともと水分の少ない、俊三さんの『神漆』ですから、クロメを始めたときからすでに精製漆みたいな色をしています。
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…温度の変化が激しい…(;´Д`);;
しょっちゅうウルシの木の木陰に入れたり出したりしながら、熱くなりすぎないように気遣います。
熱しすぎると漆の酵素が不活性になり、漆が乾かなくなってしまうそうです;;

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頼りのパンメーター!
この「第二発酵」の温度帯で調整しています。

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そして見て下さい!!
このキラキラした美味しそうな色!笑
どんどんいい感じに漆が調理されていきますよ〜〜。
太陽と水、大地の栄養で作られたこの漆、再び太陽の輝きに出会って光を放つようです☆

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ガラス板に付けを取ってみて、精製の様子を見ます。
「…もうちょっとかな〜」と松本が言っていましたが、もともと水分が少ない大森俊三さんの神漆。
水分を飛ばすのが目的というよりか、熱を加えて漆の別の表情を引き出したいという贅沢な精製だったのでした。
この漆は、すぐには使わず、様子を見て小出しに出していくか、しばらく貯蔵しておくかまだ未定です。
16年間、ずっと貯蔵されていたのに、再びお日さまと出会って、漆もビックリしたでしょうね。

久しぶりにした天日精製、楽しかったのでまた暑くなったらしようかな〜と松本と相談しています。
(*´∀`*)



posted by 宮崎佐和子 at 10:00| Comment(0) | 漆の精製

2023年05月18日

■ウルシの花が咲いています。

こんにちは!
あっという間に5月も中旬過ぎようとしています…。
少し前から、工房の庭のウルシの木にお花がたくさん咲きましたので、皆さんにお見せしたいなと思います。


ほら、たくさん咲きました〜〜〜。(*´∀`*)
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清楚な雌花ちゃん。

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こちらは、元気な雄花くんです♪♪

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2023_5_0600.jpg雌花ちゃんのお客さん。
たくさん来ていて(特にミツバチ)一生懸命蜜を採っています。
ここにクマバチさんなんかが来ると、もうブンブンワンワン!
いっそう賑やかになって、ああ、またこの季節が来たなって思いますよ〜。


いっぽう、雄花くんはというと…。
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ミツバチさんが花粉集めに一生懸命になっていました!!
このミツバチさんの花粉団子は、きっとウルシの花粉なんですね〜。
なんだか美味しそうな花粉団子、タンパク質、ビタミン、ミネラルに富んで、巣房に持ち帰られて保存食になるんだそうです。
あと、雄花にはよくハナムグリもやってきます♪♪
お花シーズンのウルシの木は、本当に楽しいです。
(松本もいっぱい写真を撮っていました!)


さてさて、個人的なお話ですが…。
私は今年度、娘の小学校のPTA会長が当たってしまい… (;´Д`)
コロナ明けということで、それなりに行事も復活し、慣れないこともあってバタバタしています::
(要領わるいからね、よけいに…;;)
しかし、8月には久しぶりに新宿伊勢丹さんで作品展もありますし、無理しない程度にがんばっていこうと思います。



posted by 宮崎佐和子 at 12:00| Comment(0) | ウルシの木の四季

2023年04月30日

■生木挽きの器をアップしました。

以前から、ちょくちょくブログではご紹介してきた生木挽きのうつわたち。

※仕入れた生木材を挽いてみました。
※生木挽きのお椀たち(阪急うめださん)

あっ、漆は塗っていませんが、ナチュラルエッジのオブジェも生木挽きですね!
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通常、器の木地となる材は、材木屋さんや木地屋さんから好みの材を買い付けるのですが…。
懇意の材木屋さんや木地屋さんが次々と廃業してしまいました;;(;´Д`)
その上、とある政治的背景も重なって、工房でよく使う広葉樹自体の材木自体が入手困難になり…。
山の木を直接買い付ける、という究極の方法?で材をゲットするようになりました!

材木屋さんや木地屋さんから入手する材はほとんどの乾燥材ですが、山から降ろしてもらった木は、超フレッシュな状態です。摘んだばかりのお花のようなもの。
みずみずしい丸太をチェンソーでバリバリ〜〜と自分で切り、時間をかけて乾燥させるところから器の木地づくりが始まります。

しかし…。
生木、もしくは半生木を手にするようになった松本は、生木ならではの魅力を生かした作品も作りたいと考え、2年ほど前から「生木挽きの器」を挽くようになりました。

今回は、皿、鉢をメインにしたそんな器たちをショップ和×和で5点アップしたのでご紹介したいと思います。

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20.5cm生木欅木地溜鉢

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20cm生木欅木地溜鉢

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22cm生木ドングリ リム皿

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24.5cm生木桜深皿

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27cm生木桜朱溜深皿

今回は、中皿(鉢)〜大皿サイズのお品を主にしてみました。
大きさのわりにお得感があるプライスになっています☆

…それにしても、語り出したら苦労話の絶えない生木からの制作。
原木を工房に持ち込み、松本はジェイソンのように?チェンソーをふるって木屑まみれになり〜〜
その一方で、ほんの少しの狂いも許さない繊細な彫りや塗りの仕事をするのです。
しかもそれに自分の掻いた漆を塗った作品もありましたから(販売済み)
これって、もうほんとのSDGsじゃないの… とたまに思います。笑

そんなこんなでうまれた器たち、ごゆっくり吟味してくださるとうれしいです。(*´∀`*)


タグ:生木挽き
posted by 宮崎佐和子 at 11:06| Comment(0) | 国産漆のうつわ専門店 和×和

2023年04月24日

■高松市の「旧南原邸」のランチに行ってきました。

3月の春分の日に、おひろめオープンしたばかりの「旧南原邸」。
高松市の五色台の麓の住宅街のなかにひっそりとあるこの空間…。
古民家を改装した邸宅で、カフェ&イベントスペースになっています。
運営は雑誌IKUNASUの株式会社tao.さん。


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IKUNASUの暖簾をくぐり抜けると、そこには静かな時間が流れています☆
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牡丹桜の季節です… よい眺め。
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南原邸さんおすすめの香川漆器が並びます。
和うるし工房あい が五色台で採った漆で制作した作品も置いてあります。


ランチは「さぬきの旬菜ランチ」と「麹唐揚げランチ」といただきました☆
写真は両ランチ共通のお料理たちです。(ぜいたく!器がステキ!)
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ご飯は、寝かせ玄米と小豆のご飯です。
初耳の寝かせ玄米!少し甘みがあって滋味のある味わい…。


「さぬきの旬菜ランチ」のメイン。
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姫鯛のムニエル、ヒヨコ豆とブロッコリーのソース。
「さぬきの旬菜ランチ」のメインは週変わりだそうです。


「麹唐揚げランチ」のメイン。
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国産鶏もも肉を、塩麹とはちみつ醤油に漬け込んでカラッと揚げたもの。
中はふんわり柔らかくて、旨味が濃くて美味しかったです〜。(*´∀`*)
シェフが発酵食にこだわってらっしゃるそうで、ほかにも発酵食メニューが楽しめますよ♪♪


(いちおう)ダイエット中のわたし宮崎ですが;;デザートとコーヒーもいただきました。
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写真は、旧南原邸ブレンドコーヒーと五色台れもんバーム。
松本は珍しい発酵コーヒーと米粉シフォンケーキ(フルーツ添え)を選んでいました。
発酵コーヒーは軽やかで酸味があり、なかなか味わえない風味なのでぜひ!


もともと、旧南原邸のある地域は、松本和明の地元でもあるので 笑
スタッフの方々と地元ネタで盛り上がっておりましたよ〜。


雑誌IKUNASUさんは、和うるし工房あい をご紹介していただいたり、ギャラリーに作品を置いてもらったりと何かとお世話になっています。
この大正元年生まれの静かなさぬき時間を過ごせる旧南原邸、ぜひゆっくりしに行ってみて下さいね。

旧南原邸
営業時間:10:00〜17:00 定休日:2023年4月は火水木、5月からは水木
住  所:香川県高松市亀水町610
電話番号:087-880-9840(現時点ではランチは要予約)




posted by 宮崎佐和子 at 14:09| Comment(0) | 日記